もともと、はちみつには高い殺菌効果があるといわれています。
はちみつの賞味期限は常温で2年以上もあります。その長持ちの秘密は、非常に高い糖度とはちみつの中に含まれる殺菌成分です。糖度が高いと細菌の水分を減少させる効果があり、結果カビなどの雑菌の繁殖を抑えてくれます。 さらに、はちみつは空気中の水分と結びつくと「過酸化水素(オキシドール)」も発生させる力を持っています。オキシドールは、薬局などで消毒剤として見かけますよね。
ニュージーランドでは、手術後にはちみつを傷口に塗って消毒をする病院もあるそうです。
ただし、残念ながらはちみつは体内の殺菌には向きません。はちみつが体内に入ると酵素により酸素と水に分解されてしまうため、過酸化水素などの殺菌成分が発生しないからです。