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栄養素の種類と働き

                                
栄養素 Dr.Janson
推奨量
働き
プロテイン プロテイン(たんぱく質)は三大栄養素の一つです。筋肉や内臓、皮膚の主成分として重要です。代謝に必要な酵素や抗体、神経伝達物質、ホルモンの材料になります。乳由来のホエイプロテイン、カゼインプロテインや、大豆由来のソイプロテインなどがあります。

ヨーグルトを水切りしたときに出る水分に含まれているのはホエイで、乳たんぱく中の2割に当たります。ホエイプロテインは吸収が早い事、BCAAの中でも特に筋たんぱく質の合成に最も重要とされるアミノ酸のロイシンが豊富に含まれていること、また生体内での利用効率が高いことが特長です。ホエイプロテインは製造方法によって大きく2つに分けられます。
●WPC(Whey Protein Concentrate)「濃縮ホエイたんぱく質」
乳清をろ過し、凝縮した液体を乾燥させたのがWPCとなります。この様にろ過されて出来た液体には、脂質および乳糖(ラクトース)としての炭水化物などの栄養分も含まれています。たんぱく質含有量は約80%です。
●WPI(Whey Protein Isolate)「分離ホエイたんぱく質」
WPCには乳糖や乳脂、灰分などが含まれますが、それらを取り除いてたんぱく質含有量をさらに高めたものがWPIです。たんぱく質含有量は90%以上になります。また精製度が高い分、WPCよりも消化吸収速度は早くなります。

カゼインは牛乳から脂肪とホエイを取り除いた残りの不溶性固形成分です。牛乳たんぱく質の約80%を占めます。カゼインプロテインはホエイプロテインとは反対に吸収がゆっくりなため、長時間にわたりアミノ酸を供給することができ、筋たんぱく質合成効果が高い可能性があるとの報告もあります。

ソイプロテインの特徴としては、グルタミンやアルギニンといったアミノ酸が豊富に含まれていること、乳糖不耐症の人でも摂れるといったメリットがあります。

そのほか、最近ではピー(エンドウ豆)、ビーフ、ライス(発芽玄米)なども市場に出始めています。
アミノ酸スコア100のものは、すべての必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
ビタミンA 10000−25000IU
(3000-7500μgRAE)
皮膚やのど、鼻、肺、胃腸などの粘膜を正常に保ちます。感染症を予防し、免疫力を高めることにも役立っています。また、ビタミンAは目が光を感じるのに必要な網膜の色素ロドプシンの主成分です。暗いところで光を感じる力に関与します。不足すると皮膚や呼吸器の粘膜が弱くなり、感染症にかかりやすくなります。また、暗いところで目が見えにくくなり、ひどくなると夜盲症になります。子供では成長障害を起こします。ビタミンAは脂溶性のため、摂りすぎると体内に蓄積し、頭痛や嘔吐、脂肪肝の原因になります。妊娠初期に摂りすぎると胎児の奇形につながります。
レチノール 10000−25000IU (3000-7500μgRAE) レバーやうなぎなどの動物性食品に含まれます。目が光を感じるのに必要な網膜の色素ロドプシンの主成分です。暗いところで光を感じる力に関与します。ビタミンAは脂溶性のため、摂りすぎると体内に蓄積し、頭痛や嘔吐、脂肪肝の原因になります。妊娠初期に摂りすぎると胎児の奇形につながります。
β-カロテン 25000IU(625μgRAE) 人参やほうれん草などの主に緑黄色野菜に含まれます。摂取すると、小腸上皮細胞でビタミンAに変換されるのでプロビタミンA(ビタミンA前駆体)と呼ばれています、抗酸化力を持ち、老化やがんの抑制に働きます。LDL(悪玉)コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化を予防します。体内で必要に応じてビタミンAに変換されるため、過剰症の心配はありません。
ビタミンD 400IU(10μg) 小腸でのカルシウムとリンの吸収を助け、骨の健康を保ちます。血中カルシウム濃度をコントロールする働きがあります。不足すると成人、特に妊婦、授乳婦では骨軟化症、子供では成長障害が起こります。摂りすぎると血中のカルシウム濃度が上昇して高カルシウム血症を招いたり、腎機能障害や組織の石灰化障害を起こします。
ビタミンE 400-1200IU
(267−800mg)
ビタミンEは、不妊を防ぐ栄養素として小麦胚芽油から抽出され、発見されました。化学名はトコフェロールといい、ギリシア語でTocosは「子どもを生む」、pheroは「力を与える」という意味から名づけられました。強い抗酸化力を持ち、細胞の老化を防ぎます。血中のLDL(悪玉)コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化を予防します。末梢血管を広げ、血行を良くする働きがあるので、血行不良で起こる肩こり、頭痛、冷え性を改善します。白血球の活動を活発にし、免疫力を強化します。性ホルモンの代謝にも関与しており、女性では月経前症候群や、月経痛、月経不順などを改善する働きがあります。
ビタミンK 5mg けがや内出血を起こした時に止血をする働きがあります。血液が凝固する際に、トロンビンという酵素が必要となりますが、ビタミンKはトロンビンの前駆体であるプロトロンビンの生成に不可欠です。また、カルシウムが骨に沈着するときに必要なオステカカルシウムというたんぱく質を活性化する働きがあり、丈夫な骨づくりに重要な栄養素です。
ビタミンB1 100mg 糖質がエネルギーに変わるときに必要なビタミンです。不足すると疲労や筋肉痛の原因になります。アルコールを分解するときにも必要となるビタミンで、糖質やアルコールを多く摂る方は不足しがちな栄養素です。また、脳の中枢神経や手足の末梢神経の働きを正常に保つ働きもあり、不足すると神経機能の異常が起こります。チアミン臭と言われる、にんにくのような特有の臭いがあります。
ビタミンB2 50mg 脂質、糖質、たんぱく質をエネルギーに変えるのを助ける働きがあります。また、皮膚や爪、髪などの細胞の再生にも関与し、「発育のビタミン」とも呼ばれています。不足すると口角炎や口内炎、舌炎、皮膚炎などを起こします。子どもでは成長障害が起こります。ビタミンのサプリメントで尿が黄色くなる場合がありますが、これはビタミンB2によるものです。
ナイアシン 250-500mg 血管を拡張して、血流を促します。偏頭痛やメニエール症候群にも効果的です。糖質、脂質、たんぱく質からエネルギーを生成する際の補酵素としても重要な役割を果たしています。アセトアルデヒドを分解するときの補酵素としても働くため、飲酒量が多い人ほど必要な栄養素です。不足するとペラグラと呼ばれる欠乏症になることがあり、皮膚炎や下痢、ひどくなるとうつなどを引き起こします。摂りすぎると血管が拡張して皮膚が赤くなったり、嘔吐や下痢、肝機能障害が起こります。
ビタミンB6
(ピリドキシン)
100mg たんぱく質の分解、再合成に欠かせない栄養素です。健康な皮膚や髪、歯などの維持に役立ちます。脂質の代謝をサポートし、肝臓に脂肪がたまるのを防ぐ役割もあります。また、セロトニンやドーパミン、アドレナリンなどの神経伝達物質の合成にも必要です。月経前症候群や、グルタミン酸Naが原因で起こる頭痛を抑える働きもあります。つわりを抑える働きも期待されています。不足すると肌荒れや貧血を起こします。
葉酸 5−20mg 赤血球を正常に作るのに欠かせない栄養素です。妊婦が十分に摂取することで、胎児の神経管閉鎖障害を予防できます。また、がんや心臓病のリスクを低下させる働きがあります。不足すると正常な赤血球がつくられなくなり、巨赤芽球性貧血を引き起こします。
ビオチン 糖質、脂質、たんぱく質の代謝をサポートします。特に糖質の代謝に関わるピルビン酸カルボキシラーゼという酵素の補酵素として重要な働きを持っています。皮膚や髪の健康を保つのに役立ちます。皮膚炎を起こすヒスタミンの生成を抑える働きがあるのではないかと考えられています。アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎、手湿疹にも有効であると考えられています。手のひらや足の裏に水疱や膿疱ができる掌蹠膿疱症では、ビオチン療法という治療法もあります。生の卵白に含まれる「アビジン」はビオチンと結合して吸収を阻害してしまいます。アビジンは加熱することで不活性化するので、吸収阻害の心配はなくなります。
パントテン酸 400-2000mg 代謝で中心的な役割を担っているコエンザイムAという補酵素の構成成分となっており、多くの代謝過程において重要な役割を果たしています。抗ストレス作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成にも関与しています。また、HDL(善玉)コレステロールを増やしたり、神経伝達物質の合成、免疫抗体の合成、薬物の解毒作用などの働きにも関与しています。
ビタミンB12 1000μg 葉酸とともに正常な赤血球を作りだす働きをし、悪性貧血を防ぎます。たんぱく質や核酸の合成、中枢神経機能の維持にも関わっています。認知症患者は脳内のビタミンB12濃度が低いことから、脳の機能を正常に維持するのに重要な働きをしていると考えられます。不足すると悪性貧血や神経障害を起こします。小腸から吸収させる際に、胃壁から分泌させる物質の助けが必要なため、胃の全摘出手術をした人や胃粘膜に病変がある人では欠乏症が起こります。
ビタミンC 4000−6000mg 抗酸化力が強く、有害な活性酸素から細胞を守ります。動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などを予防する働きがあり、抗がん作用も期待されています。免疫力を高め、感染症を予防します。また、コラーゲンの合成に欠かせない栄養素で、皮膚や骨、血管の健康を維持します。抗ストレス作用や、鉄の吸収を高める働きもあります。不足すると疲労感、歯茎や皮下からの出血が起こります。ストレスや喫煙により消費量が高まるため、たばこをよく吸う人はビタミンCが不足しがちです。
カルシウム 500mg 体内に最も多く存在するミネラルです。約99%は骨や歯に、残りの約1%は血液や筋肉、神経内に含まれます。丈夫な骨や歯を作ったり、筋肉収縮や神経の興奮の抑制、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きもあります。日本人には不足しがちなミネラルで、慢性的に不足すると骨折や骨粗しょう症を起こしやすくなります。腰痛やイライラの原因にもなります。摂りすぎると鉄、亜鉛、マグネシウムなど他のミネラルの吸収を阻害してしまいます。
マグネシウム 500-1000mg カルシウム、リンとともに骨を形成する重要な成分です。300種類以上もの酵素の働きをサポートし、代謝を助けます。筋肉の働きをコントロールしたり、神経の興奮を抑えたり、血圧を正常に保つ働きもあります。カルシウムとの関わりが深く、カルシウム:マグネシウム=2:1が望ましいとされています。アルコールを多く摂るとマグネシウムが尿とともに排泄されてしまうため、不足する心配があります。不足すると不整脈や血圧上昇を引き起こしたり、神経過敏の原因にもなります。
赤血球のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンというたんぱく質の構成成分となっています。酸素を全身に供給し、貧血を予防します。微量ではありますが、酵素の構成成分にもなっています。セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質をつくる際にも必要な栄養素で、鉄不足から心の不調につながることもあります。女性は毎月の月経で血液を失うため、鉄欠乏性貧血になりやすく、疲労感、頭痛、動悸などが現れることがあります。通常の食事で摂りすぎることはまずありませんが、過剰な鉄の摂取はフリーラジカル産出を刺激してしまいます。
ヨウ素 成長や代謝の促す甲状腺ホルモンの成分として欠かせないミネラルです。摂りすぎても不足しても甲状腺機能が低下してしまいます。ヨウ素不足が続くと、血液中の甲状腺ホルモンの量が減り、脳は甲状腺を刺激するホルモンを出します。脳から出されたホルモンの刺激を受けると甲状腺が肥大し、のどの部分が腫れて機能低下を起こす甲状腺肥大や、甲状腺腫が起こります。特に昆布に多く含まれ、昆布だしをよくつかう日本人では不足することは稀で、過剰摂取が問題となることがあります。ヨウ素が過剰になると、体内でのヨウ素の代謝が抑制されたり、活性の高い甲状腺ホルモンへの変換がうまくいかず、甲状腺の機能低下を起こすことがあります。 バセドウ病や橋本病ではヨウ素の過剰摂取を控える必要があります。
亜鉛 30mg 多くの酵素の成分として重要なミネラルです。たんぱく質や遺伝子情報物質DNAの合成、糖質の代謝、アルコールの分解に関わります。生殖機能の維持にも重要です。味を感じる味蕾の形成にも不可欠です。目の黄斑退化にも有効とされています。鉛やカドミウムなどの排泄に有効です。偏食や加工食品の摂りすぎは亜鉛不足を招きます。亜鉛が不足すると、子供では成長障害、成人では貧血、味覚障害、皮膚炎、うつなどが起こり、男性では性機能が低下します。
3mg ヘモグロビンの生成に必要な酵素の成分です。鉄を摂取しても銅が足りていないと正常なヘモグロビンが作られず、貧血を起こします。乳児の成長、骨や血管壁の強化、皮膚の健康維持、免疫機能維持にも欠かせないミネラルです。
セレン 200−400μg 組織から水銀を除去しようとする働きを示します。体内で生成した過酸化物質を分解する酵素の重要な成分として、老化や動脈硬化、がんを防ぐ働きもあります。ビタミンEの働きを助けます。不足すると甲状腺機能低下や脂漏性皮膚炎を引き起こす可能性があります。
マンガン 骨や関節の結合組織をつくるのに欠かせないミネラルです。エネルギー代謝に関わる酵素の材料にもなっています。また、抗酸化作用のあるスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)という酵素の成分でもあり、細胞幕の酸化を防ぎ、老化を防止します。植物性の食品に多く含まれています。
クロム 200μg 糖質や脂質の代謝に関わるミネラルです。インスリンの機能を改善し、糖尿病を予防します。血液中の中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールの増加を防ぎ、動脈硬化などの生活習慣病を予防すると考えられています。
ケイ素 ケイ素は地殻中で酸素に次いで存在量が多いとされる元素で、ケイ酸塩や二酸化ケイ素といった他の元素と結合した形で岩石、土壌を構成しており、水道水のほか、食品にも含まれています。ヒトの骨、皮膚、髪、爪などに含まれ、その強さと硬さを増す働きがあります。コラーゲンの結合を強め、骨の再石灰化を助けます。不足すると皮膚や爪、髪がもろくなったり、動脈硬化や骨粗しょう症の原因になります。
コエンザイムQ10 50-400mg エネルギーを生産する際に欠かせない補酵素です。エネルギーを生み出すもととなるATPという物質を生成する際に必要となります。体内で生産されますが、年齢と共に生産力は低下します。抗酸化力があり、細胞の酸化を防ぎます。心臓機能の維持、免疫機能の強化、糖尿病の糖代謝の改善にも役立ちます。歯肉の炎症を改善する効果もあります。疲労回復、加齢による肌トラブルの改善にも効果が期待できます。
α‐リポ酸 ビタミン様物質の一つで、糖質の代謝に関与しています。強い抗酸化作用を持ちます。脂溶性、水溶性両方の性質を備えているため、細胞膜自体やその内側、外側にも存在してフリーラジカルを消し去る力があります。コラーゲンやエラスチンを糖化によるダメージから守り、ハリと弾力を保つことで老化に負けない若々しい肌をつくります。α‐リポ酸にはR体とS体があり、一般的に医薬品やサプリメントに使用するα‐リポ酸はラセミ体(R+S体)です。R体のみの方が効果が高いといわれていますが、ラセミ体(R体+S体)のα‐リポ酸からS体を分離してR体-αリポ酸のみにすると、非常に不安定な性質に変わるという弱点があります。
EPA 360-720mg 魚油に含まれるオメガ3系不飽和脂肪酸で、抗血栓作用、中性脂肪低下作用があります。また、脳血管障害、虚血性心疾患、高血圧、動脈硬化、脂質異常症、皮膚炎を予防する効果があります。
DHA 240-480mg 魚油に含まれるオメガ3系不飽和脂肪酸で、中性脂肪低下作用があります。脂質異常症、高血圧、脳卒中、虚血性心疾患、認知症を予防する効果があります。
α‐リノレン酸 必須脂肪酸の一つで、魚油、亜麻仁油、クルミ、しその実などに含まれます。冠動脈心臓疾患のリスクを減らす働きがあり、コレステロール減少効果、炎症を抑える働きもあります。不足すると皮膚障害、関節炎、過敏性腸症候群、うつなどを引き起こす可能性があります。
ガンマリノレン酸 240mg 必須脂肪酸の一つで、オメガ6系不飽和脂肪酸です。多くの代謝機能を調整するプロスタグランジン-E1の前駆物質です。血圧、コレステロール値、炎症反応、アレルギー、ホルモン活動、免疫機能などを調整します。ガンマリノレン酸はリノール酸が代謝されてつくられますが、マーガリンやショートニングなど水素添加油や加工食品に含まれる一部の油がこの代謝を阻害してしまいます。
食物繊維 ヒトの消化酵素で消化されない食品中の成分のことで、腸内環境を改善するなど生活習慣病予防が期待されています。水に溶けない不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維に分類されます。不溶性食物繊維は、腸の働きを刺激して、腸内に発生した有害物質の排出を促します。水溶性食物繊維は、コレステロールや糖質の腸内からの吸収を妨げ、血清コレステロールや血糖の上昇を抑える作用があります。また、腸内細菌により発酵するものが多く、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を改善します。
オリゴ糖 糖質のうち、最小単位である単糖が2〜20個結合したものの総称です。なかでも難消化性のオリゴ糖が注目されています。消化吸収されず大腸まで到達し、善玉菌のエサとなり腸内環境を整えます。消化吸収されにくいため、血糖値を上げにくい甘味料としても利用されます。フラクトオリゴ糖、ガラくトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ラクチュロースなどがあります。
乳酸菌 発酵によって糖類から乳酸を作り出す性質を持つ微生物のことを指します。人体に有益な菌のため「善玉菌」とも呼ばれます。乳酸菌は腸内で大腸菌など悪玉菌の繁殖を抑え、腸内菌のバランスをとる役割を果たしています。そして便通の改善だけではなく、コレステロールの低下や免疫機能を高めがんを予防するなど、さまざまな働きがあると言われています。最近ではピロリ菌を排除するなど、特徴のある機能を持つ乳酸菌も研究されています。
シトラスエキス ヘスぺリジンなどのフラボノイドを含みます。抗酸化作用や、毛細血管を強化する働きがあります。
黒胡椒抽出物 有効成分ピペリンを含み、他の成分の生態利用効率を高めます。
ビルベリーエキス 200−300mg アントシアニンと呼ばれる抗酸化物質を含みます。強い抗酸化作用があり、視野を広げ、毛細血管の循環に役立ちます。暗順応(明るい環境から暗い環境に移動した際に徐々に視力が確保される機能)を良くし、網膜の健康状態確保に役立ちます。
イチョウ葉 120mg 脳の血液循環を改善し、酸素や他の栄養素の利用可能性を増加させます。記憶を改善し、合併症のうつを治すことが研究で示されてきました。抗酸化物質を含み、毛細血管を保護して強化します。目の黄斑変性症の改善にも役立つ成分です。
ブドウ種子 80mg プロアントシアニジンという抗酸化物質を含み、老化の進行を遅らせます。血管や結合組織の強度を改善し、抗炎症剤としても働きます。プロアントシアニジンは血液脳関門を通り抜け、脳内で抗酸化剤として働きます。
フランス海岸
松樹皮エキス
20mg 別名「フラバンジェノール」「ピクノジェノール」とも呼ばれており、フランス南西部沿岸のランド地方に植林されている松の樹皮から抽出されるエキスです。プロアントシアニジンという抗酸化物質とフェノール酸という抗菌成分を含み、この二つの相乗効果によって炎症を抑える作用や免疫力を高める作用、血流改善作用が期待されています。
ルチン ポリフェノールの一種で、そばに含まれます。ビタミンCの吸収を助け、毛細血管や血管壁を強化することで、高血圧や動脈硬化を防ぎます。血圧低下作用もあるとされています。また、ルチンはすい臓にも働きかけ、障害をもたらす物質の働きを弱めインスリンの分泌を促すため、糖尿病予防に効果があります。
ヘスぺリジン ポリフェノールの一種で、柑橘類に含まれます。特に白い筋に多く含まれます。毛細血管を強化する働きがあります。
ルテイン 緑黄色野菜、特にホウレンソウに多く含まれるカロテノイドです。網膜の黄斑部に多く存在し、光の中でも目に有害な青色光を吸収するとともに、抗酸化力を発揮して黄斑部の酸化を防ぎ、黄斑変性症を予防します。
リコピン トマトに多く含まれるカロテノイドです。強力な抗酸化力があり、動脈硬化を予防したり、がん細胞の増殖を抑えるとも言われています。活性酸素が原因の視覚機能低下にも有効です。ルテインとの相互作用で効果を発揮します。
ゼアキサンチン トウモロコシや卵黄、パプリカに含まれるカロテノイドです。網膜の黄斑部に存在し、眼球内に入ってきた紫外線による酸化を防ぎ、黄斑変性症を防ぐ働きがあります。
オロト酸 牛乳の乳清成分として発見された物質で、体内でビタミン様作用を示すことから、ビタミンB13とも呼ばれています。乳汁中成分であることから、幼若マウスやラットの成長促進作用に関する研究は多く、未熟児の成長に関する報告もあります。また、肝機能障害の予防や治療に有効であるという報告や、高齢動物において記憶を改善するという報告などもあります。
イノシトール 生体膜を構成するリン脂質の一種で、レシチンに含まれています。脂肪肝を防いだり、血中コレステロールを下げる働きがあります。不安や不眠の改善にも役立つと考えられています。
ミルクシスル
(シリマリンエキス)
300mg ミルクシスル(マリアアザミ)に含まれる有効成分シリマリンは抗酸化作用を持ち、肝臓内の解毒酵素を活性化し、肝臓を守ります。コミッションE(ドイツの薬用植物の効能に関する公的評価委員会)において、消化不良、慢性肝炎、肝硬変への使用がそれぞれ承認されています。アルコールやアセトアミノフェン(解熱鎮痛薬)で傷ついた肝臓の機能を修復する働きがあります。毒キノコ中毒の解毒剤としや、毒蛇に噛まれた際の治療薬にも使われてきました。糖尿病の改善や、毛細血管を強くする働きもあります。
西洋タンポポ 葉はビタミンAとC、ミネラルが豊富で、消化器官、肝臓、血液の強壮薬となります。根は炎症を鎮める作用があり、肝臓賦活剤や、黄疸、胆石、リウマチの治療薬としても使われます。
チェストツリー 種子にはプロゲステロンの分泌を促す作用があり、月経前症候群の改善に効果があります。
パッションフラワー 根は滋養強壮剤、葉は鎮静剤として用いられ、不眠、不安の改善、血圧降下に使用します。神経性の喘息発作、てんかん、過敏性腸症候群を緩和します。
レモンバーム レモンの香りのする葉をもつハーブです。リラックス効果、鎮静、強壮効果があります。頭痛や消化不良、吐き気を抑える効果があります。
アメリカ人参 北米原産のウコギ科・多年生植物で、美国人参、広東人参など、様々な呼び名で世界中に広く認知されています。朝鮮人参の「温」の性質に対し、アメリカ人参は「涼」の性質があり、イライラやほてりのある人のバランスを整えます。PMSやストレス、エイジングケアによいとされています。
ローズヒップ バラ科バラ族の果実です。ビタミンA、B、E、C、カロテン、フラボノイドなどを含み、特にビタミンCが豊富で、レモンの7〜10倍あるといわれています。ローズヒップのビタミンCは熱を加えても壊れにくいのが特長です。リコピンも多く含まれ、抗酸化作用も期待できます。
グルコサミン 1500−2000mg 結合組織に含まれる成分です。軟骨や腱、爪などに分布しており、不足すると関節炎になります。関節炎の症状を緩和するだけでなく、ダメージの進行を遅らせる働きがあります。年齢と共にグルコサミンを合成する能力が低下すると考えられます。
コンドロイチン 結合組織を構成する成分の一つで、傷の修復や肌のうるおいを保つために不可欠です。年齢と共につくられにくくなるため、高齢者ほど補う必要があります。カルシウムの代謝にも関わるため、不足すると骨粗しょう症になりやすくなります。
黒ショウガ 黒ショウガとは、アントシアニンを含む黒紫色をしたショウガ科の植物です。原産地のタイでは古くから滋養強壮に良い食材として民間療法に用いられてきました。メトキシフラボンという特有の生理活性物質を含み、抗酸化作用や血液流動性改善作用、抗炎症作用があります。
キャッツクロー
エキス
アカネ科の植物で、炎症を抑える働きがあります。腰痛や神経痛、関節リウマチの予防・改善効果についても研究が行われています。ポリフェノールが豊富で、抗酸化作用があります。アレルギーを抑える働きについても期待されています。
MSM MSM(メチルスルフォニルメタン)には抗炎症作用や鎮痛作用があり、関節炎に効果があります。グルコサミンと組み合わせるとより効果的です。
セラミド 肌の角層の中では、何層もの角層細胞が重なっています。そして、角層細胞どうしのすき間を満たし、細胞どうしや水分をつなぎとめているのが、肌の必須成分セラミドです。セラミドは、肌のバリア機能をきちんと働かせるための主役となっている成分です。セラミドは年齢とともに減少し、セラミドが不足すると肌の乾燥やトラブルの一因となってしまいます。
アップルプロシアニジン 未完熟りんごから抽出したポリフェノールです。抗酸化力が高く、LDL-コレステロール低下、脂質代謝改善、抗アレルギーなど、様々な健康効果が確認されています。メラノサイト生成、色素沈着を減少させ、皮膚を明るくします。
セレプロン 美白効果を有する酵母エキス末です。メラニンを作るチロシナーゼという酵素の遺伝子発現を抑制することで、メラニンの合成を抑え、肌の明るさを高めます。
HGP HGP(Hair Growth Peptide)は、卵黄タンパク由来の新規成分です。ヒヨコはなぜふさふさの毛を持って生まれるのかというところから研究が始まり、近年注目されています。毛髪の成長に関係する、毛母細胞の育成を促す働き、毛根の毛細血管を太くする働きがあります。
シナモン シナモンはクスノキ科に属している常緑樹で、幹や枝の樹皮をナイフで細長い形状にはぎ取り、コルク層を除去して乾燥させたものがシナモンとして用いられています。日本では古くから縁日のお菓子などに利用されており「ニッキ」の名前で親しまれてきました。消化促進作用のほか、健胃、整腸、解毒、鎮痛などの作用を持つことから漢方にも利用されています。近年では毛細血管の機能低下を抑える働きが注目されています。
ケルセチン フラボノイドの一種で、強い抗酸化力を持ちます。炎症が起きている細胞膜を安定させ、アレルギーの元となるヒスタミンの放出を抑えます。抗炎症、抗アレルギー、血流改善の働きがあり、高血圧にもよいとされています。
パイナップル果汁 ブロメラインというたんぱく質分解酵素が含まれます。特に鼻や副鼻腔、歯肉などの痛みや腫れの軽減によいとされています。
グリーンルイボス 低タンニン、ノンカフェインの健康茶として親しまれています。ルイボス茶には未発酵と発酵のものがあり、非発酵ルイボスをグリーンルイボスといいます。グリーンルイボスはアスパラチンという成分を特異的に高含有しており、高い抗酸化力を持ちます。血糖抑制作用や痛風予防の効果が確認されています。
L−カルニチン 1000-2000mg 脂質の代謝に必要なアミノ酸です。筋肉、特に心臓の筋肉に多く存在します。大量投与では狭心症の改善に役立ちます。
アルギニン 1000-2000mg 成人では非必須アミノ酸ですが、子供では必須アミノ酸となっています。硝酸の前駆物質で、硝酸には動脈壁筋肉弛緩剤として動脈を広げる効果があります。結果、アルギニンは高血圧、冠動脈疾患に効果的です。免疫改善や傷の治りを早くする効果もあります。
バリン 必須アミノ酸の一つです。筋組織のエネルギー源として利用されやすい分岐鎖アミノ酸の一つで、運動や、骨格筋の維持・増強に重要なアミノ酸です。肝臓の機能を高める働きもあります。
イソロイシン 必須アミノ酸の一つです。筋組織のエネルギー源として利用されやすい分岐鎖アミノ酸の一つで、運動や、骨格筋の維持・増強に重要なアミノ酸です。神経機能、肝機能を高める働きがあります。筋力を強化します。
ロイシン 必須アミノ酸の一つです。筋組織のエネルギー源として利用されやすい分岐鎖アミノ酸の一つで、運動や、骨格筋の維持・増強に重要なアミノ酸です。ロイシンは特にたんぱく質の合成を賦活化することがわかってきました。皮膚や骨の回復を助けます。肝機能を高める働きもあります。
メチオニン 必須アミノ酸の一つです。シスチン、クレアチンの前駆物質です。抑うつ症状を改善したり、血中のヒスタミン濃度を下げる働きがあります。
フェニルアラニン 1000-2000mg 必須アミノ酸の一つです。フェニルアラニンからチロシンは作られ、副腎ホルモンの原料となります。DL−フェニルアラニンは鎮痛効果、L−フェニルアラニンは抗うつ効果があります。
ヒスチジン 神経機能をサポートします。成長に必須のアミノ酸で、子どもでは必須アミノ酸となっています。赤血球、白血球の形成に欠かせないアミノ酸です。
リジン 500〜1000mg 必須アミノ酸の一つです。カルニチンの原料となります。筋肉、結合組織の成長・修復に関わっており、抗体やホルモンをつくる働きがあります。肝臓の機能を高め、ブドウ糖の代謝にも関わります。心臓や血管性疾患(動脈硬化)の治療に役立ちます。
トリプトファン 1000〜4000mg 必須アミノ酸の一つです。セロトニン、メラトニンの先行物質です。不眠症やうつに効果的です。成長ホルモンの分泌を刺激するとされています。
トレオニン 必須アミノ酸の一つです。脂肪肝予防、成長促進作用があります。コラーゲンの材料でもあります。
アスパラギン酸 新陳代謝を高めます。疲労回復、スタミナ増強効果があります。免疫グロブリン、抗体をつくります。
セリン 肌の保湿効果や、認知症の予防効果があります。細胞のエネルギー合成に重要である他、免疫グロブリン、抗体をつくります。
グルタミン酸 脳の機能を高める働きがあります。筋肉強化、免疫力強化、胃腸保護作用があります。
プロリン 結合組織、心筋合成時の主な材料で、筋肉のエネルギー源として使われるアミノ酸です。コラーゲンの主要な材料でもあります。
グリシン 解毒作用、血中コレステロール値低下作用があります。ヘモグロビンや、エネルギー合成に必要な酵素であるチトクロームの材料となります。
アラニン たんぱく質からエネルギーを生成する際の中間生成物として重要です。アルコール代謝に必要な酵素の働きを助けます。
チロシン フェニルアラニンから作られます。神経伝達物質であるアドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンの原料となります。甲状腺ホルモンやメラニンの材料にもなります。
L-システイン システインは、非必須アミノ酸の1つであり、硫黄原子を含むアミノ酸です。抗酸化作用を持ち、紫外線防御作用などが知られています。シスチンはシステイン2個がSS結合で結びついたものです。
参考資料/引用元:
「ビタミン革命」 マイケル・ジャンスン 著
マイケル・ジャンスン ニュースレター http://www.drjanson.com/newsletters.htm
栄養の基本がわかる図解辞典 中村丁次 監修

監修: 医師マイケル・ジャンスン (ナチュメディカ顧問 医学博士 米国予防医学会前会長)

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